会社に勤めていると英語でプレゼンテーションをする機会が意外とあります。
日本の人口は徐々に減少しており、日本市場の未来は先細りです。
そのため市場を広げようとするのであれば、日本から飛び出す必要があります。
そうするともちろん相手は外国人。
日本語は使えず、違う言語で会社の製品やサービスをアピールしなければなりません。
このような突発的なイベントに対応するためにも英語は勉強しておく必要がありますね。
ここでは英語が全く話せない新卒から外資系メーカーに入社し、6年間勤めてきた私が英語のプレゼンテーションをする際に心掛けていることを3つ紹介します。
実際にスライドの作り方や使えるフレーズはまた別の機会で紹介します。
どれだけ準備したかでプレゼンテーションの完成度は99%決まる
もうこれにつきます。準備が本当に大事です。
これに比べれば後の2つはおまけみたいなものです。
重要なプレゼンテーションほど準備に時間をかける必要があります。
私は下記の流れでスライドを作っています。
- スライドを作る
- 原稿を作る
- 原稿をだいたい覚える
- 実際に一人でプレゼンテーションをする
- スライドと原稿のすり合わせをする
- 3に戻る。
- (時間があれば) 人の前でプレゼンテーションをする
イメージとしては3 → 4 → 5 をずっとクルクルしている感じです。
このクルクルを何回行ったかで完成度がどんどん上がっていきます。
あまり重要ではないプレゼンテーションや、すでに知っている内容であれば、2回か3回で終わりますが、本当に重要な打ち合わせ、例えばお偉いさんの前で行うときなどは10回以上繰り返していると思います。
原稿を覚えるのが一番ハードルが高いでしょうか。
最初は本当に大変ですが、一回乗り切れば過去の原稿で使用したフレーズも使いまわせるし、
発表で使用した語彙が簡単には忘れられません笑。
本当にこの流れで毎回準備と発表を経験していけば、英語でのプレゼンテーションへのストレスや緊張は少しずつ緩和していきます。
あと時間と他の方の協力があれば是非人の前でプレゼンテーションをしてみてください。
同期でも先輩でも後輩でもOKです。
恥ずかしさもあると思いますが、その恥ずかしさをバネにしたほうが絶対に実力は伸びます。
練習なので100%完成したものを見せる必要はありません。
60点で合格点です。それにやる気もアピールできます笑。
完璧にプレゼンテーションしようとするほど緊張してしまい、早口になったりしてしまうので
60点くらいでいいんだという気持ちで練習も本番もプレゼンしましょう。
原稿はそのまま読まない
プレゼンテーションモードにすると原稿が表示される機能がありますよね。
その欄に原稿全てを書くことは私としてはあまりお勧めしません。
まず、プレゼンテーションの場として対面の場合とオンラインの場合があると思います。
対面の場合、原稿よりも相手の顔を見てプレゼンすることを心掛けましょう。
文法的に変な部分があっても、単語を羅列しつつ、ボディランゲージや表情だけで意外と相手に伝わります笑。相手も日本人は英語あまり得意ではないと分かっていますので、頑張って内容を理解しようと努力してくれます。
最終手段に覚えておきましょう笑。
オンラインの場合、逆に難しいと感じます。。。
ボディランゲージが十分に使えないため、言語のみで伝えなければなりません。
ただ、画面を共有するときに間違えてしまうとプレゼンテーションモードで共有してしまう場合もあったりします。
また、発表中に質問を受けたときに違うデータを見せなければならず、プレゼンテーションモードを一度切らなければならない時もあります。その際にどこまで読んだか確認するのに時間がかかってしまい、嫌な間ができてしまうかもしれません。
まとめると不測の事態が起きたときに、原稿頼りだと対応できない場合があるということです。
それであればある程度原稿は覚えておくべきですね。
ノートは重要なところだけをピックアップして書いておきましょう。
これで説明のし忘れを防止できます。
スライドに情報を詰め込みすぎない
これは私が昔やっていたことです。
スライドに文字をたくさん書いてしまって、それを読むだけのプレゼンテーションになっていました。
聞き手としてはあまり面白くない内容になってしまいます。
教科書的な、将来的に見直す可能性のある資料であれば、よいかもしれません。
何か商品をアピールするようなプレゼンテーションではスライドに情報がたくさん記載されていると結局何が一番伝えたい内容なのか、重要なのか、不明確になってしまいます。
私は1つのスライドに1個のメッセージということを心掛けています。
Simple is the best. シンプルを心掛けましょう。
最後に
ここまで私が心掛けている3つのポイントを紹介しました。
英語でのプレゼンテーションが嫌だなと思っている方がいたら、これだけは伝えたい。。。
その機会を与えられた時点で、会社から重要な人材だと認められている証拠だと思います。
なぜ他の人ではなく私なのか、若手だからなのか、専門知識があるからなのか、英語が得意だからなのか。
この時点で他の人よりも何か重要だと思わせるアドバンテージがあるのだと思います。
日本人で英語のプレゼンテーションをしたことがある人が何%いるのだろうか。それほど多くはないと思います。私はプレゼンテーションの機会をもらえるたびにラッキーと思いこむようにしています笑。
ぜひこの内容が少しでもお役に立てれば幸いです。
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