リモートワーク時代 マネージャーの新しい思考法『課長2.0』を読んで

Book

『課長2.0』という本を読みました。

非常に勉強になったので、忘備録として感想をメモしておこうと思います。

テーマは「現代における管理職の在り方」

私がこの本を手に取ったきっかけは、管理職に求められる能力を知りたい、と考えたからです。

現在の私の役職はバリバリのプレーヤーで、部下も持っていません。

ただ、今後のキャリアを考えると、マネジメントスキルが必須になってきます。


一番参考になるのは直上司ですね。私の上司はプレイングマネージャーであり、まず私はそこを目指すこととなります。

役職が人を育てるという言葉も聞いたことがありますが、私の会社では、現役職で上の役職のようなふるまいをしている、ということを見られています。


そこで、まずはビジネス書から勉強しようと思いました。

本書では、今までの対面で行っていたマネジメントから、リモートでのマネジメントへ変化せざるを得ない状況下で、どのような方法で行うか、この状況を好機と捉え、マネジメントを新しいバージョンへアップデートしようという内容となっています。


そこで、私が印象に残ったものをこれから紹介します。

管理職の仕事は「良い状態」を保つこと

コロナ前は全員が同じオフィスに集まり、対面で会議を行い、何かあれば気軽に話しかけられる環境でした。そこからコロナ渦に入り、全員が同じオフィスに集まる機会が減り、リモートで仕事を進める時間が増加しました。

そのため、部下、同僚が仕事をしているか、分かりづらい環境となっています。「管理」ではなく、「監視」しようとする、いわゆるリモートハラスメントが増えてしまいます。


人は管理する物ではないということ、管理職の仕事はチームを良い状態に保つことである、ということを最初に説明しています。


まず、管理職の役割、目的を理解することは大事です。

私もつい部下を管理することが管理職の仕事かと思っていましたが、大きく違いました。。。


これに気づけただけでもこの本を読んでよかったと思います。

会議は一座建立

一座建立とは茶道の言葉で、茶席を開く人と招かれたお客の双方が、その場をいいものにしようという気持ちで通じ合うことを指すそうです。

会議もこれと同じだと言っています。


これはその通りだと心の底から思いました。

皆が会議の目的を理解して、よい会議にしようとしないと目的を達成すること、何かを決定すること、同意することが難しいです。その結果、さらに会議の時間が必要になるというジレンマ。


本書の筆者はメンバーに「遠慮するな、謙虚であれ」と言っているそうです。

自分の意見があるのであれば積極的に発言すべきではあるが、建設的な議論になるように相手の意見を否定することや、尊重することがとても重要ということですね。。。

ただ気を付けなければならないのは、会議そのものは1円たりとも生み出さない

この一座建立という姿勢を忘れずに、これからの仕事に生かしていきます!

意思決定が遅いというだけで生産性は落ちる

決断するということは、勇気、体力、責任がいるということに最近ようやく気付いてきました。

だいぶ遅いですね。。。それだけ任される仕事の責任が重くなっているという事でしょうか。


意思決定するためには判断材料が必要となりますが、判断材料をたくさん集めて精度をあげるか、ある程度の判断材料を用いてスピード感を重視するか、どちらが大事かということを本書で触れていました。


結論としては、勝率7割で勝負する、ということを決めているそうです。

「勝率5割で戦いを仕掛けるのは愚かだが、勝率9割まで待つと手遅れになる」

判断が本当に難しいです。

まとめ

私の個人的な感想は、非常に参考になりました。

全く管理職的な仕事をしていませんが、部長や同僚と会議をするときなどに、こういう視点をもって臨みたいと思います。

特に今後もリモートワークが続くと考えているので、早くから新しい手法を取り入れていくのは重要ですね!


今回の記事のように本を読んで学んだこと、知ったことを記事として残していきます。



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